人物を修める 東洋思想十講
安岡正篤
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引用
“ご承知のように「相」という字は木偏に目という字を書いてあります。
これは目が木の上にくるのが本当でありますが、(目の上に木)では縦に長くなるので、右側に持ってきたわけです。
同じみるでも「見」のほうは、目が二本足の上に乗っておって、つまり立ったままの低い所から見るのですから、あまり遠方は見えません。
これに対して「相」は木に登って高いところから見るわけですから、はるか遠くまで見ることができる、見通しが利く。
言い換えれば、大所高所に立って先が見通せる、というのが「相」の意味であります。
もっと木に面してよくその木を観察する意味もあります。”
これを読んで感動してしまった。
たった一字からたくさんのことが学べる。
これがどれだけすごいことか。
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