風姿花伝を読んでいる途中である。
どうして読み始めたかというと、鎌田浩毅さんの座右の古典という本を読み進めたからだ。
この本に古典を読むと未来がわかるようになると書いてあった。
僕も最近そう思う。
古典を知っていればちょっとだけ未来がわかる。
これからどうなるかわかる。
未来が見えない若者が悩み続けているが
未来が見えないように教育されているからである。
今の日本の教育は若者から未来を奪うための教育をしているので、自殺者がでたり精神がおかしくなったりする人たちが多数出るのは当然なのである。
今の教育はそういう教育である。
さて、そういう大前提をおいておいたとしても古典というのはとても大事なのである。
古典というのは歴史のふるいにかけられたものが残っている。
歴史のふるいというのものは恐ろしいもので、誰かがこれを残そう、と思わない限りどんどん消えていく。
みんなの昨日の行動とか100年後の人は本来は誰もしらない。
誰かが残そうと思わない限り消えていく。
そういう歴史のふるいにかけられたものが古典として残り続けているので、古い古典ほど力のあるものだということがわかっていく。
真新しいもの、トレンドとかあるが、結局今だけのもの。
未来永劫受け継がれるトレンドなんてほどんどない。
それを目まぐるしい状態でみんながてんやわんやでずっと騒ぎ続けていることがほぼ意味なくなる。
現状の流行りなんて誰かが意図的に作りだそうとしているのだから、そんなものより古典を学ぶことによって情報を得ていったほうがよかろう。
もちろん、僕らは今を生きているのだから、今の情報が大切なのはわかるが、そればかり追っていてもなんのためにもならないのである。
風姿花伝は能の話で、教育の話らしい。
まだ読み始めたばかりなのだが、なかなかに面白そうだ。
どうやって人を育てればいいのかが説かれている。
ちょっとずつ読んでいこう。